女性の多くが悩む体臭『汗が臭い』原因とは?酸っぱい汗の臭いを改善する体臭対策を解説!
ふとした瞬間、自分の汗の臭いが気になることはありませんか。
温暖化の影響もあり、年々気温が上昇傾向にある日本。夏場は、大量に噴き出る汗の臭いに悩まされる人が少なくないでしょう。
全国の10~50代の男女900人を対象に行われた「汗やニオイに関する意識調査」(※)では、「自他ともにあなたが気にする【ニオイ(体臭)】は何ですか?」という設問に対し、「汗臭」と回答した人が女性は62.9%、男性は53.8%で最多となりました。
本記事では、特に女性が気にすることが多い「酸っぱい汗の臭い」を中心に、汗の臭いが酸っぱくなる原因と、汗臭を防ぐための対策法について解説します。
※10~50代の男女900名を対象/2025年8月1日に実施/複数回答/インターネット調査【男性専門の総合美容クリニック『ゴリラクリニック』調べ】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000004342.html

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●この記事を書いた人●
グリーンハウス株式会社
代表取締役 横尾一浩15年以上に亘り、医師や専門家の方々と意見を交わしながら「臭い」を研究し、数多くの臭い対策サプリをつくってきました。その経験の中で得た「体臭」や「加齢臭」に関する幅広い知識を、読者の皆さんのために余すことなくお伝えいたします。
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目次
汗臭い体臭の原因とは?酸っぱい汗のメカニズム
人間の汗腺には、全身に分布する「エクリン腺」と、脇・乳輪・外陰部など限られた部位に集中する「アポクリン腺」の2種類があります。
| 汗腺の種類 | 汗の特徴 |
|---|---|
| エクリン腺 | 速やかに汗を分泌し、体温調節を行う。毛包とは独立して皮膚表面に広く分布している |
| アポクリン腺 | 汗が出る管が毛包に接続している。汗に脂質やたんぱく質、アンモニアなどが多く含まれ、常在菌のエサになりやすい |
汗自体は基本的に無臭です。
しかし、アポクリン腺の汗が分泌される部位では、汗が常在菌によって分解された代謝物が、酸っぱい臭いとして感じられます。
さらに、皮脂腺から分泌される油脂成分が時間の経過とともに酸化すると、独特の臭気が強まりやすくなります。
特に運動不足や不規則な生活により汗腺の機能が低下すると、ナトリウム濃度が高い「ベタベタ汗」が出る傾向に。
ベタベタ汗は蒸発しにくく雑菌と結びつきやすいため、酸っぱい臭いが強まり、さらに大量発汗を招く悪循環が生じることもあるのです。
体内で生まれる臭いの原因に対策して、体臭を抑える方法とは? >>詳しく見る
デオドラントケアの基本 | 「ニオイを落とす」と「ニオイを防ぐ」
体の表面に対して行う体臭対策の鉄則は、とてもシンプルです。
まずは「ニオイの元をしっかり落とす」こと、そして「ニオイを再び発生させないように防ぐ」こと。
この2つのステップを丁寧に行うだけで、汗臭い体臭の改善が期待できます。
ニオイの元をしっかり落とす
汗や皮脂には、雑菌のエサとなる成分が多く含まれています。
これらが肌の上に残ったまま酸化したり、菌によって分解されたりすることで、不快な臭いへと変化してしまうのです。
そのため、入浴時には“洗い落とす力”がとても重要になります。
ただし、ゴシゴシと力を入れて洗うと、必要な皮脂まで失われて肌のバリア機能が低下してしまう可能性もあります。
やさしく泡で包み込むように洗うのがポイントです。
ニオイの再発を防ぐ
汗をかきやすい季節や運動後などは、ニオイ菌が活発になりやすいタイミングです。デオドラントスプレーやボディシートやでこまめなケアを行いましょう。
「落とす」と「防ぐ」を上手に組み合わせることで、清潔な状態を長時間キープできます。
さまざまな汗対策グッズの中でも、特におすすめなのが「デオドラントソープ」です。
デオドラントソープは、洗浄で臭いの元となる雑菌を洗い流すだけでなく、抗菌・消臭成分によって臭いの再発を抑える効果があります。
次の章では、デオドラントソープの有用性について詳しく解説します。
デオドラントソープの有用性 | 臭いの元に効く理由は?
デオドラントソープが体臭改善や予防に効果的な理由は、ニオイの発生源を3方向から同時に抑える点にあります。
具体的には、
- 1. 洗浄:皮脂・汗・角質などの汚れを除去
- 2. 抗菌・殺菌:常在菌の過剰な増殖を抑制
- 3. 保湿:肌バリアを整え、乾燥による炎症などを防ぐ
という働きです。
この3方向からの働きで臭いの元を根本から断ち切り、汗臭ケア効果が期待できます。
代表的な有効成分とその役割
デオドラントソープを選ぶ際は、「殺菌(抗菌)+消臭補助(植物由来)+保湿」のバランスが取れているかを確認しましょう。
汗の臭い対策に有効な5つの成分を紹介します。
1. イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
抗菌作用で雑菌の繁殖を抑えます。
2. グリチルリチン酸ジカリウム
保湿力と解毒力に優れ、肌を健やかな状態へと導きます。
3. カキタンニン(柿渋エキス)
昔から“天然の消臭素材”として用いられてきた成分です。
4.クマザサエキス
高い抗菌性があり、臭いの原因となる皮脂の酸化を抑制します。
5. ダイズエキス
女性ホルモンに似た働きがあり、洗浄後の乾燥を防いで皮膚バリアを維持します。
デオドラントソープの効果を高める使い方は?
いくら有効成分が配合されていても、使い方を誤ると効果が半減します。
デオドラントソープによる消臭効果を高めるために、以下に挙げる4つのポイントを意識して洗いましょう。
- 1. 十分に泡立て、泡でやさしく包み込むように洗うこと。
- 2. 汗腺が多いワキやデコルテは泡で優しく洗う。
- 3. ぬるま湯で丁寧にすすぎ、洗い残しをなくす。
- 4. 入浴後は強くこすらず、タオルでやさしく押さえるように水分を取る。
デオドラントソープがおすすめの人は?
色々な体臭対策グッズがありますが、特にデオドラントソープがおすすめなのは、ワキのニオイが気になる人、加齢臭対策をしたい中高年です。
また、低刺激性のデオドラントソープなら、敏感肌の人や、幼児を含めた家族で共用したい人などに適しています。
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体のパーツ別ケア | 頭・ワキ・背中の対策ポイント
体臭は、体のどこからでも発生するわけではありません。汗腺や皮脂腺が多い部位、通気性の悪い部分など、臭いが強くなりやすい場所があります。
臭いの原因を根本から抑えるためには、それぞれの部位に合ったケアが欠かせません。
ここでは、汗や皮脂の影響を受けやすい「頭」「背中・胸」「ワキ」の3つのエリアに分けて、効果的な対策方法を解説します。
頭・額
汗腺が密集している頭と額は、皮脂が酸化しやすく臭いやすい部分です。
洗髪時に皮脂をしっかり除去することが大切ですが、取り過ぎると頭皮が乾燥し、逆に皮脂分泌を促す場合があります。
肌質に合ったシャンプーやコンディショナーを選び、洗髪後も適度な潤いを保つことが重要です。
見逃しがちな整髪料の残留、さらには髪の蒸れも臭いの原因になるため、シャンプーで丁寧に洗浄したら、できるだけ早く髪を乾かしましょう。
背中・胸
背中や胸は体の中でも面積が広く、汗をかきやすい部位です。そのため、皮脂や汗が長時間残ると、雑菌が繁殖しやすく体臭の原因になります。
対策の基本は、通気性の良い衣服や吸湿性の高いインナーを選ぶことです。また、汗をかいた後はすぐにシャワーで洗い流すか、濡れタオルでやさしく拭き取るようにしましょう。
背中や胸の肌が乾燥すると、皮脂分泌が過剰になる場合があります。
保湿成分が配合されたデオドラントソープを使用し、洗った後はボディローションでしっかり保湿を。
ワキ(腋)
ワキはアポクリン腺が多く、酸っぱい臭いが発生しやすい部位です。
臭い対策の基本は、ワキ毛の処理やこまめな拭き取りですが、それだけでは不十分な場合が少なくありません。
毎日の洗浄に、抗菌成分や消臭成分を配合した薬用デオドラントソープを使用すると、ニオイの元となる雑菌の繁殖を抑えつつ、皮膚バリアを維持できます。
日常でできる体臭予防 | 汗の臭いを防ぐ生活習慣
体臭対策は、体の表面に対して行うだけでは十分とは言えません。
毎日の生活習慣を少し見直すことで、体の内側からニオイの発生を抑えることができます。食事・運動・入浴・衣類の選び方といった、どれもすぐに取り入れられる習慣が、清潔で爽やかな体を保つための土台になるのです。
ここでは、今日から実践できる「日常の体臭予防」のポイントを紹介します。
1. 入浴:皮膚常在菌のバランスを整える温熱ケア
ぬるめのお湯(37〜39℃)で20〜30分浸かる半身浴や手足高温浴は、汗腺機能を整えつつ皮膚常在菌のバランスを保つ効果があります。
さらに、副交感神経の活性化によってリラックスし、ストレス性発汗の抑制につながるでしょう。
2. 運動:汗腺機能と代謝を活性化
軽い有酸素運動は、汗腺機能を高め、サラサラ汗をかける体質に導きます。
運動不足な毎日を送っていると汗腺が休眠し、ベタつきやすく酸っぱい汗が出やすくなります。
定期的な運動で血流と酸素供給が改善し、皮膚の酸化臭や加齢臭の抑制につながります。
3. 食事:腸内環境と皮脂酸化をコントロール
脂っこい食品や動物性たんぱく質の過剰摂取は、皮脂分泌の増加と酸化を招くため、注意が必要です。
一方で、発酵食品や食物繊維は腸内環境を整え、悪玉菌の増殖を抑制します。
また、ビタミンC・E、ポリフェノールなどの抗酸化物質は皮脂酸化を抑制し、体臭の発生を根本から防ぎます。
4. 衣類:通気と清潔の両立がポイント
衣類は、通気性と吸湿性を重視して選びましょう。
綿やリネンなどの天然素材は汗を吸いやすく、蒸れを防ぎます。合成繊維は乾きやすい反面、皮脂汚れが残留しやすいため、こまめな洗濯と抗菌加工製品の併用が有効です。
5. 汗の拭き方にも工夫を
汗を拭くときは、乾いたタオルよりも軽く湿らせたタオルでやさしく押さえましょう。気化熱で体温が下がり、発汗量をコントロールできます。
さらに、摩擦刺激を抑えることで肌バリアが維持され、常在菌のバランスも乱れにくくなります。
まとめ | デオドラントソープを活用して汗臭くない毎日を
酸っぱい汗の臭いは、雑菌の繁殖や生活習慣など、複数の要因が絡み合って引き起こされます。
しかし、正しい洗浄で臭いの元を洗い流し、抗菌・保湿を両立させたデオドラントケアを日々続ければ、汗臭い体臭を改善し、新たなる臭いの予防につながるでしょう。
体臭対策グッズの中でも、デオドラントソープは「洗浄」「抗菌」「保湿」の三点をバランスよく叶えるため、体臭ケアの基礎として有用なアイテムです。
製品を選ぶ際は、有効成分の役割と自分の肌質を照らし合わせ、生活習慣の改善と組み合わせることをおすすめします。
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汗の臭いに関するQ&A | 酸っぱい臭いを防ぐ方法
- 1.すぐに汗を止めたいときは?
- A.首の後ろやワキの下、太ももの付け根など太い血管が通っている部分を冷やすと効果的です。冷却パックや冷えたペットボトルを活用しましょう。
- 2.酸っぱい臭いがする汗の正体は?
- 汗そのものは無臭ですが、汗・皮脂・汚れを常在菌が分解して作る代謝物に酸性の物質が含まれる場合があり、これが酸っぱい臭いの原因になります。
- 3.市販の石けんで十分ですか?
- 市販の石けんで、日常の清潔保持は十分な場合もあります。しかし、臭いが気になる方は殺菌成分や植物由来の消臭成分、保湿成分をバランスよく配合した薬用デオドラントソープを試してみるのもおすすめです。
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【出典・参考資料】
※近藤徳彦, and 井上芳光. "ヒトの発汗調節特性と部位差." 繊維機械学会誌 64.9 (2011): 527-533.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/transjtmsj/64/9/64_527/_pdf/-char/ja
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