シャンピニオンエキスの消臭力!『楽臭生活』の臨床試験論文データを解説しました。
『楽臭生活』の消臭力が論文で証明されました!
2023年5月、医薬品の薬理学、治療法、臨床試験の結果など、医療・薬学に関する幅広い情報を提供している総合医療情報誌『薬理と治療』(ライフサイエンス出版)に、弊社ニオイ対策サプリメント『楽臭生活』の主成分シャンピニオンエキスの研究論文が掲載されました。
「臨床試験を行った背景とは?」「データに裏付けされた消臭力とは?」論文の中で明らかになった研究データを分かり易く解説します!
臨床試験を通じて口臭ヘの効果も確認されています。
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●この記事を書いた人●
グリーンハウス株式会社
直田亨ライター歴10年。出版社で10年、病院広報で10年勤務後、健康食品業界に転職。
背景:調査から見える<口臭>の潜在リスク
9割が「自分の口臭が気になった経験がある」
口臭は古くから人々の悩みの種となっており、近年、清潔感を気にする人が増えているなかで口臭など呼気の臭いに対する関心度も高まっています。
平成28年度歯科疾患実態調査(平成22年国勢調査の調査区からランダム抽出した全国計475地区)*においては、20歳以上の方の9.2%が口臭を自覚した結果でした。
また、民間企業が実施した全国の20~60代の男女4,700人(各県100人)を対象とした『口臭ケアに関する意識調査』*によれば、90.6%もの人が「自分の口臭が気になった経験がある」と回答しています。
*厚生労働省. 平成28年度歯科疾患実態調査結果の概要[Internet].2017[cited 2022 Dec 1].
*口臭白書2019-ブレス・ハザードプロジェクト[Internet].2019[cited 2022 Dec 1].
しかし、日本医師会が行った『歯科医療に関する意識調査』*によると、口臭が気になったとしても「歯科医院に行く」(9.4%)、「歯科以外の医療機関に行く」(0.7%)と、病院に行く人はごくわずか。逆に、「歯を磨く」(66.0%)、「ガムやタブレットをかむ」(51.8%)等、自身で口臭対策に取り組む方が多くいらっしゃいます。
さらに、同様の民間企業による別の調査*では、首都圏在住の20~60代の男女214人の口臭レベルを『口臭測定器』を使って実際に測ってみたところ、全対象者のうち、男性で8.3%、女性では17.9%もの人が口臭レベルの基準値を超える結果に!(男性に比べ、女性の方が口臭レベルが高いことも少し意外です)
そこで、グリーンハウス㈱では口臭(呼気臭)とそれに伴う悩みを改善する食品の候補の1つとして、20年前からシャンピニオンエキス(CME)の消臭力に着目し、『楽臭生活』の主成分として採用してきました。
発見:シャンピニオンエキス(CME)ってなに?
RICOM社(リコム社)が1987年に開発
シャンピニオンエキス(CME)とは、施設栽培されているマッシュルーム(学名 AgaricusBisporus,和名 ツクリタケ)の抽出液と、トウモロコシなど自然の食材を原料にしている成分・デキストリンを混合し、噴霧乾燥したエキス粉末です。
健康や美容、食品分野で利用される天然素材の需要が高まる中、シャンピニオンが持つ腸内環境改善効果や体内の悪臭物質(アンモニアや硫化水素など)を吸収・分解する可能性に注目したRICOM社(リコム社)が1987年に開発しました。
アミノ酸やポリフェノール、多糖類、フラボノイド、ビタミン類、およびミネラルを含有し、現在では日本をはじめ、ヨーロッパ6カ国、韓国、米国、およびカナダの10カ国で製法特許が認められています。
主にエチケットを目的としたキャンディーやゼリー、飲料をはじめ、美容・健康を目的とした食品として幅広く利用されています。
これまでシャンピニオンエキス(CME)の消臭作用として、in vitro(実験室内)試験ではアンモニア性窒素の発生抑制作用*、口臭成分のメチルメルカプタンの除去作用が示され*、動物実験では悪臭源であるインドール酢酸やトリプタミンの発生抑制作用も報告されています。
また、臨床研究では本試験と同様のマッシュルーム(AgaricusBisporus)由来抽出物が呼気中メチルメルカプタンの上昇を抑制することが示されています*。
過去の研究や『楽臭生活』の販売実績から、シャンピニオンエキス(CME)には口臭(呼気臭)とそれに伴う悩みを解決する食品としての有用性が期待されています。
*※ 古泉厳,鈴木嘉彦,志村純子.シャンピニオンエキスの消臭効果と生体内インドール,トリプタミン生成抑制効果. 日本公衛誌 1997;44(1):5-11
*※ 小林由佳,小林麻依. MEN'S COOLヨーグルトの開発 とシャンピニオンエキス添加による消臭効果. Food style21 2007; 11 (5): 74-76
臨床:シャンピニオンエキスの有効性を試験してみた!
日本においては健常者を対象にシャンピニオンエキス(CME)の摂取が口臭(呼気臭)とそれに対する悩みに及ぼす影響を検証した科学的論文がまだまだ少ない状況でした。
そこで、口臭(呼気臭)の悩みを自覚している、健常な日本人成人男女を対象として、当社規定のシャンピニオンエキス(CME)含有食品を8週間継続摂取することによって、口臭(呼気臭)とそれに伴う悩みの自覚症状にどんな影響を与えるのか、実際に試験してみました。
≪試験の過程≫
シャンピニオンエキス(CME)含有食品を摂取することによって、口臭とそれに伴う悩みの自覚症状の変化について検討するため、
・事前に慶大式自己臭症(口臭)質問票*に回答してもらい、自己臭症(口臭)の境界域としている質問票の総得点14点以上21点以下の、自己臭症(口臭)ではないものの、自身の口臭(呼気臭)によって悩みを抱いていると考えられる健常な20歳以上の男女63名を選抜。
・ランダムにA/Bの2グループに分割。
・Aはシャンピニオンエキスがまったく入っていない錠剤(プラセボ錠)、Bはシャンピニオンエキスが入った錠剤を各々1日3粒、8週間服用。
※A、Bともに、自分が成分入りの錠剤を飲むグループなのかは知りません。
・8週間後、同じ慶大式自己臭症(口臭)質問票に回答。
結果:口臭に伴う悩みが改善されました!
シャンピニオンエキス(CME)の摂取で、口臭悩みの軽減を確認
Aグループにはプラセボ錠、BグループにはCME錠を1日3粒を8週間服用したのち、事前に回答してもらった慶大式自己臭症(口臭)質問票に再度回答してもらいました。
すると、プラセボ錠を服用していたAグループは試験前よりも総得点が増え、シャンピニオンエキス(CME)錠を服用していたBグループは試験前よりも総得点が低くなったのです。
この慶大式自己臭症(口臭)質問票は、得点が低いほど自己臭症(口臭)の程度が低いことを意味するため、この結果によって当社規定のシャンピニオンエキス(CME)を240mg/日摂取することによって、自覚する口臭(呼気臭)の悩みが軽減されることが確認されました。
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シャンピニオンエキス含有食品の摂取が健常者の口臭(呼気臭)に及ぼす影響
グリーンハウスが行った、「シャンピニオンエキス含有食品の摂取が健常者の口臭(呼気臭)に及ぼす影響」に関する研究論文が、2023年5月20日発行の臨床のための総合医療情報誌『薬理と治療』に掲載されました。
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