【恋人のニオイ問題】9割が経験!口臭・体臭で恋が冷めた瞬間とは?
恋人と至近距離で話すとき、ふと違和感に襲われる――「あれ、ちょっとニオう…?」
愛し合う2人にとって、言葉にしづらいこの感情は、“小さな不協和音”のようにじわじわと関係をむしばむことがあります。
実際、株式会社ウェブギフトが運営する「オフィスギフト」が実施した「恋人のニオイに関するアンケート」では、交際経験がある10~50代の男女300人中、約9割(90.7%)が『恋人に「くさい」と感じたことがある』と回答しています。
「好き」という感情があっても、「ニオイ」という生理的な反応は無視できない――。
今回は、そんな“恋とニオイのリアル”を徹底分析します。
※出典:株式会社ウェブギフト(代表取締役:冨田仁/とみたひとし)が運営する「オフィスギフト」調査
「恋人のニオイ問題」は避けられない現実!?
調査は、「恋人のニオイ」について、交際経験のある男女300人(10代~50代)を対象として2025年2月に実施されました。
「恋人に『くさい』と感じた経験がありますか?」という質問に対して、実に300人中90.7%が「ある」と回答。
つまり、ほとんどの人が恋人に何らかのニオイを感じた経験があるという、衝撃的な事実が明らかになりました。
一番きつかったニオイは?TOP3に共通する「至近距離リスク」
恋人同士だからこそ避けられない場面で発生するニオイ。
ここで少し、ニオイの科学的な背景を押さえておきましょう。
口臭は口腔内細菌の活動により発生し、体臭は汗腺の働きやホルモンバランスによって左右されます。
これらのニオイは、無意識のうちに恋愛感情や距離感に影響を与えることが、心理学や生理学の研究で示されています。
さて、調査で特に「くさい」と感じられたニオイのランキングは次の通りです。
・1位:口臭…103人(34.3%)
・2位:体臭…75人(25.0%)
・3位:タバコのニオイ… 32人(10.7%)
●1位:口臭(34.3%)
「デート中の会話」や「キスの瞬間」に直面するのが口臭問題。
生理的な反応だからこそ、「好きなのに、無理かもしれない」と思ってしまう人が多いようです。
●2位:体臭(25.0%)
運動後や真夏のデート終盤など、汗による体臭は“気づいてほしいけど言いづらい”問題の代表格。
「靴を脱いだとき」「車に乗ると嫌なニオイがしてきた」など、具体的なシーンの声も寄せられました。
●3位:タバコ臭(10.7%)
自分が非喫煙者である場合、恋人が喫煙者だと余計に気になるのがタバコのニオイ。
キスの際や帰り道の車内など、様々なシーンでタバコのニオイが漂うと、気持ちも冷めてしまいそうです。
「言えない」or「伝える」? 恋人のニオイをどう対処した?
調査では、恋人からイヤなニオイを感じたときに、どのように対応したのかも尋ねています。
親しい間柄でも、ニオイに関する話題はデリケート。だからこそ、“正直な気持ち”を優しく伝えるのか、それとも我慢するのか…多くの人がその間で揺れていました。
・我慢した…137人(45.7%)
・指摘した(直接・遠回し)…134人(44.7%)
・一緒に対策をした…11人(3.7%)
●我慢派の声
「センシティブなことなので、かなり指摘はしづらかったし、どうしても我慢できないほどではないので、我慢しました。」(30代女性)
気まずさを避けたい気持ちが強く、つい自分を抑えてしまう傾向が見られました。
● 指摘派の工夫
「直接指摘するのは気まずかったので、ガムを勧めて遠回しに伝えました。」(30代男性)
直接伝える派も、相手を傷つけないような“やんわり伝えるテクニック”に工夫している様子がうかがえます。
●一緒に対策したカップルの声
「一緒に食事をして、そのあとに一旦歯を磨こうという提案をして、二人でケアしました。」(30代男性)
少数ではありますが、共に改善に向かったペアはポジティブな結果を得ているようです。
ニオイがきっかけで「距離ができた」「別れた」経験も…
“ニオイ問題”は恋愛の終わりを連れてくるのでしょうか?
全体の約8割(238人)は「特に影響はなかった」と回答。しかし、残りの62人は「会う頻度が減った」「別れるきっかけの一つになった」と回答しています。
どこまで我慢できる?──ニオイに対する“許容ライン”のリアル
恋人だからといって、全てのニオイを受け入れられるとは限りません。
人によって異なる“ニオイの許容度”を調査した結果がこちらです。
・ある程度は我慢できる…142人(47.3%)
・少しは我慢できるができれば改善してほしい…123人(41.0%)
・我慢するのは難しくすぐに改善してほしい…24人(8.0%)
・どんなニオイでも気にならない…11人(3.7%)
特筆すべきは、「すぐ改善してほしい」と答えた24人のうち、23人が女性だったこと。
これは、女性の方が男性よりもニオイに対して敏感である生物学的・心理学的な背景が影響していると考えられます。
女性は嗅覚が男性より発達しているほか、進化心理学的にパートナーの健康状態や遺伝的適合性について、ニオイを通じて無意識に評価する傾向が強いとされます。
これが、恋愛感情やパートナー選びに大きく影響しているのです。
【まとめ】“ニオイ”は恋の試金石。すれ違いか、絆かは伝え方次第
恋人のニオイが気になる——それは誰にでも起こりうる、決して特別ではない感情です。
でも、「我慢する」「指摘する」、そのどちらも簡単ではなく、多くの人が悩みの中で揺れ動いています。
大切なのは、ニオイを“関係を壊す要因”にしないこと。
伝え方を工夫すれば、むしろ2人の関係を見つめ直すきっかけになります。
「嫌いになったわけじゃない」
「もっと心地よく過ごしたいから」
そんな気持ちを込めて、少しだけ勇気を出してみませんか?
ニオイは見えないけれど、確かに恋に影響を与えるサイン。
そのサインを見逃さず、思いやりを持って向き合えたとき、恋はもっと深く、心地よく育っていくはずです。
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