赤ちゃんの口臭の原因は?1歳児のお口の臭いを防ぐ対策をご紹介
赤ちゃんが1歳になる頃、抱っこしたときに「あれ?お口が臭うかも」と感じたことはありませんか?
「1歳児の口が臭い」と感じてネット検索をすると、病気の可能性を指摘する記事などネガティブな情報が目に入り、不安になりますよね。
しかし、結論からお伝えすると、赤ちゃん期~1歳・2歳の口臭の多くは、成長過程で起こる一時的な変化であり、深刻な病気が原因であるケースはごく一部です。
この記事では、赤ちゃんの口臭が気になっている保護者の方へ、年齢別の原因と、今日から家庭で取り組める口臭ケアを分かりやすく解説します。

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●この記事を書いた人●
グリーンハウス株式会社
代表取締役 横尾一浩医師や専門家の方々と口臭について意見を交わし、15年以上に亘り数多くの口臭対策商品をつくってきました。その経験の中で得た口臭に関する幅広い知識を、読者の皆さんのために余すことなくお伝えいたします。
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目次
赤ちゃんの口が臭い原因 | 1歳児・2歳児の口臭が発生する理由
生後6か月から1歳ごろまでの赤ちゃんは、一般的に口臭が起こりにくいとされています。
その理由は、母乳やミルク、やわらかい離乳食が中心で食べかすが残りにくいことに加え、唾液の分泌量が多く「自浄作用」が非常に活発に働いているためです。
そんな赤ちゃんの口が1歳・2歳と進むにつれて臭い始めるのは、「お口と体の環境がダイナミックに変わるタイミング」だからです。
具体的には、次の3つの大きな変化が原因と考えられます。
1. 食事内容の変化による「腸内環境」の揺らぎ
1歳前後から始まる離乳食の完了期は、赤ちゃんの体内に劇的な変化をもたらします。
乳児期は母乳やミルクに含まれるオリゴ糖により善玉菌が優勢ですが、大人に近い食事を摂るようになると、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスが一時的に不安定になります。
この過程で、タンパク質などが分解される際に「インドール」や「スカトール」といった悪臭成分が腸内で作られることがあります。
これらが腸から血液中に取り込まれ、肺を通じて呼気として排出されるため、「うんちのようなニオイ」の口臭として感じられることがあるのです。
2. 唾液量や口呼吸の変化による「お口の乾燥」
よだれかけが手放せなかった赤ちゃん期に比べ、1歳を過ぎる頃から唾液の分泌量は徐々に落ち着いてきます。
唾液には、口の中の汚れを洗い流し、細菌の増殖を抑えるという重要な役割があります。
しかし、水分補給が不足したり、風邪などで鼻が詰まって「口呼吸」が続いたりすると、口の中が乾燥して細菌が一気に増殖します。
この場合に発生しやすいのが、「生臭い」「ドブのような」ニオイです。
3. 歯の本数・形の変化と口腔内細菌叢の成熟
2歳から3歳にかけては、奥歯が生え揃う大きな節目です。
奥歯には複雑な溝があり、歯と歯の隙間も狭くなるため、どれだけ丁寧に仕上げ磨きをしていても「目に見えない磨き残し」が増える時期です。
さらに、最新の研究(※)では、生後6か月から1歳半にかけて子どもの口内細菌は急速に多様化し、大人の細菌バランスに近づくことが判明しました。
この「細菌の入れ替わり時期」は、一時的に口臭が強まりやすいタイミングでもあるのです。
1歳・2歳の口臭「3つのパターン」 | ニオイの種類と見分け方
「酸っぱい」「うんち臭い」「ドブ臭い」など、ニオイの種類はお子さんの体の状態を知る大きなヒントになります。
ニオイのタイプ別|口臭の原因と起こりやすいタイミング
「酸っぱい」臭いがする場合
タイミング:寝起きや空腹時に多い
原因:空腹時に脂肪を燃焼してエネルギーを作る過程で発生する「ケトン体」の臭いが一因です。また、胃の入り口の筋肉が十分に働いていない場合、胃液や半消化状態の食べ物の臭いが上がってくる(胃食道逆流)ことも考えられます。
「生臭い・ドブのような」臭いの場合
タイミング:日中や、長時間口を閉じているとき
原因:主な要因は口腔内の「乾燥」と「汚れ」です。唾液が減って細菌が増殖したときや、奥歯のすき間などに溜まった汚れが分解される際に発生するガスが、強い臭いとして感じられます。
「うんちのような」臭いがする場合
タイミング:便秘が続いているとき、または食後しばらくしてから
原因:腸内環境の乱れや便秘によって、お腹の中にガスが溜まっている可能性があります。腸で吸収された臭い成分が血液に乗って肺へ運ばれ、吐息として排出されることで口臭として現れます。
赤ちゃんのうんちのような口臭には、原因に合わせた対策が効果的 >>詳しく読む
1歳児・2歳児の口が臭いときに見落とされがちなポイント
一言で「赤ちゃんの口臭」「乳児期の口臭」と言っても、体の発達段階によって注意すべきポイントは微妙に異なります。
赤ちゃんなら赤ちゃんの、1歳なら1歳の、2歳なら2歳の「生活リズム」や「体のクセ」がニオイに影響を与えていることも少なくありません。
ここでは、育児に奮闘する保護者の方がつい見落としてしまいがちな、年齢ごとの「口臭を招く盲点」について詳しく紐解いていきます。
1歳児:ポイントは「隠れた水分不足と口呼吸」
赤ちゃん期に比べて、1歳児は活動量がグンと増えます。活発に行動する1歳児は、遊びに夢中になると自分から「喉が渇いた」と言えません。
すると体内の水分が不足して唾液が減り、口の中が粘つくと、すぐにニオイが発生します。
また、この時期は風邪で鼻が詰まりやすく、無意識に「口呼吸」が習慣化して、お口がカラカラに乾燥してしまうことも大きな原因です。
2歳児:ポイントは「歯の隙間とイヤイヤ期」
2歳を過ぎると奥歯が密着し始めます。親御さんがしっかり磨いているつもりでも、歯ブラシの毛先が届かない「歯と歯の間」の汚れが主原因であることが珍しくありません。
「イヤイヤ期で満足に磨かせてくれない」という育児の苦労が、物理的なニオイの原因に直結しやすい時期です。
赤ちゃんの口臭チェック | 病院へ行くべき?様子見でいい?
赤ちゃんの口が臭くて不安な時に、受診が必要かどうかの判断ラインを確認しましょう。
口臭が気になるときの目安|様子見と受診の判断ポイント
様子見で問題ないケース
・寝起きだけ臭うが、水分を摂ると消える
・元気があり、食欲もしっかりある
・仕上げ磨きをすると、口の臭いが軽減する
受診を考えたいケース
・常に口呼吸をしている、いびきがひどい、黄色い鼻水が出る
→ 耳鼻咽喉科へ
・歯ぐきが赤い、腫れている、出血がある
→ 小児歯科へ
・便秘や腹痛が続く、嘔吐や高熱を伴う
→ 小児科へ
赤ちゃんの口臭対策 | 1歳・2歳児の口の臭いを改善する方法
原因がわかったところで、次に気になるのは「どうすれば子どもの口臭を抑えられるのか」ということではないでしょうか。
1歳〜2歳の時期は、お口の自浄作用を助けながら、体の内側と外側の両面からアプローチすることが改善への近道です。
とはいえ、無理強いをして「歯磨き嫌い」になってしまっては逆効果。ここでは、日々のルーティンの中で無理なく続けられる、効果的な口臭ケアのコツを具体的にご紹介します。
1. 年齢に応じたお口のケアを習慣にする
口臭の原因の多くは、磨き残しや舌の汚れ、乾燥、あるいは虫歯などのトラブルです。成長に合わせてケアの方法をアップデートしていきましょう。
乳歯が生えるまで(乳児期)
まだ歯がない赤ちゃんの時期は、清潔なガーゼを水に濡らして優しく拭ってあげましょう。
この時期は汚れを落とすだけでなく「口の周りや中を触られることに慣れさせる」ことが、後のスムーズな歯磨きへの第一歩となります。
歯が生え始めてから
歯が生えてきたら、授乳や離乳食の後にケアを行う習慣をつけましょう。清潔なガーゼや乳歯用歯ブラシを使い、1本ずつ優しく細かく磨くのがポイントです。
1歳・2歳の仕上げ磨き
自分で磨く練習も大切ですが、この時期はまだ自分だけでは汚れを落としきれません。保護者の方が「仕上げ磨き」を重点的に行ってください。
特に、食べかすが溜まりやすい奥歯や歯の隙間を意識しましょう。
2. 歯磨き剤やケアツールの選び方
1歳・2歳児におすすめのデンタルケアグッズを紹介します。習慣化することで、口内環境が清潔に整い、口臭予防につながります。
- 子どもの口臭ケアで押さえたい基本アイテムと注意点
- ◆ジェル状ハミガキ剤
泡立ちが少ないジェルタイプは、口の中のどこを磨いているかが確認しやすく、仕上げ磨きの精度が高まります。磨き残しを防ぎやすい点が特長です。 - ◆子ども用フロスの活用
奥歯が密着し始める2歳頃からは、フロス(糸ようじ)が非常に有効です。寝る前に、特に汚れが溜まりやすい奥歯のすき間に通すだけでも、翌朝の口臭に変化を感じることがあります。 - ◆マウスウォッシュ使用時の注意点
市販のマウスウォッシュは、小さなお子様にとって成分を口内全体に行き渡らせるのが難しく、誤飲のリスクもあります。無理に使用せず、まずはブラッシングなどの物理的な清掃を優先し、年齢が上がってから検討すると安心です。
3. 水分補給の「タイミング」を変える
「一度にたくさん」ではなく、「少量・こまめに」が鉄則です。特に、寝る前と朝起きた直後に一口の水を飲むだけで、寝ている間に減った唾液を補い、お口の乾燥と細菌の増殖を和らげることができます。
4. 「よく噛む」習慣で胃腸と口内を整える
離乳食から幼児食へ移行する際、「よく噛む」ことは口臭予防に直結します。
しっかり噛むことで唾液の分泌量が増えて自浄作用が高まるだけでなく、食べ物の消化を助け、胃での異常発酵(酸っぱいニオイの原因)を防ぎます。
また、顎の発達や脳の活性化など、1歳〜2歳児の発育にとっても非常に重要です。
5. 腸内環境を整える
うんちのようなニオイやドブ臭いニオイが気になる場合は、消化器系が未熟なために腸内環境が乱れている可能性があります。
特定の食材に偏らず、食物繊維や発酵食品(ヨーグルトや納豆など)をバランスよく取り入れましょう。
それでも改善が見られない場合は、小児歯科での定期検診を受け、プロの目でお口の状態をチェックしてもらうことも大切です。
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赤ちゃんの口臭ケアにおすすめの食品素材
基本的な口臭ケアを行っても口のニオイが気になる場合、生活習慣に無理なく取り入れられる「食品素材を活用する」のも、一つの選択肢です。
シャンピニオンエキスとは?
マッシュルームから抽出された天然成分です。アミノ酸やポリフェノールが腸内の悪臭成分に直接働きかけます。
腸内環境を整える機能もあり、まさに内側からのケアに最適です。
なぜ赤ちゃんや乳幼児におすすめ?
キノコ由来の食品成分なので、少量から様子を見ながら取り入れやすいのがメリットです。介護現場や病院など、高い消臭効果が求められる環境でも長く活用されてきました。
飲ませ方の工夫
サプリメントを粒のまま飲むのが難しい場合は、スプーンでつぶして粉状にし、子ども用のヨーグルトやバニラアイスに混ぜてあげてください。
お薬を飲ませるときと同じ要領で、無理なく「内側からのケア」を習慣化できます。
まとめ | 不安を抱えすぎず、今できることから始めましょう
赤ちゃん期(0歳)~1歳・2歳頃に感じる口臭は、病気やトラブルではなく、食事・唾液・お口の環境が変化している成長過程で起こる一時的な現象であることがほとんどです。
多くの場合は、次のポイントを意識することで自然と落ち着いていきます。
- 子どもの口臭が気になったときに心がけたいポイント
- ◆過度に心配しすぎない
成長にともなう一時的な変化であることも多いため、必要以上に不安を抱かず、まずは様子を見ましょう。 - ◆水分補給と奥歯ケアを見直す
こまめな水分補給に加え、奥歯まわりのケア(フロスなど)を取り入れることで、口臭の軽減につながる場合があります。 - ◆腸内環境へのアプローチも検討する
お腹の中からくるニオイが気になる場合は、生活習慣や食事内容を見直し、腸内環境を整えるアプローチを検討してみましょう。
不安になると、ついネットなどで情報を検索し続けてしまいがちですが、大切なのは「今の状態を正しく知り、できることから整えていく」ことです。
毎日のスキンシップやケアの時間を通して、お子様の成長を感じながら、少しずつ様子を見ていきましょう。
赤ちゃんの口臭Q&A
赤ちゃんの口臭で悩むママやパパに向けて、よくある疑問をQ&Aでまとめました。将来的にお子様自身で口臭ケアができるよう、手助けしてあげましょう。
- 1.1歳頃から子供の口臭がひどいです。原因を教えてください。
- 口臭の多くは、口の中に原因があると考えられています。しかし、1歳の子供はまだ歯が生えそろっておらず、唾液も多いため、一般的には口臭が発生しにくいといわれています。
それでも口臭が続く場合は、体の中に原因がある可能性があります。具体的には、母乳やミルクから離乳食に移行した際の腸内環境の変化などが考えられます。 - 2.赤ちゃんの口臭がうんこくさい場合は、どのような対策が有効ですか?
- 腸内に悪玉菌が多いと、腸の中で腐敗臭が作り出され、うんちが臭くなります。その腐敗臭が腸壁から血中に取り込まれ、肺を通して口から出ることで、うんこくさい口臭になります。
「善玉菌を増やす食品」や「善玉菌のエサとなるオリゴ糖・食物繊維」を毎日の食事に取り入れて、お子様の腸内環境を整えてあげましょう。
腸内で発生するニオイを抑える シャンピニオンエキス入りのサプリメント を一緒に取り入れると効果的です。シャンピニオンエキスはマッシュルームから抽出した食品成分のため、子供にも安心して与えられます。 - 3.子供にシャンピニオンエキス配合のサプリを飲ませても大丈夫でしょうか?
- 小さい子供は食経験が浅いため、少量から始めて様子を見てあげてください。
粒のまま飲み込めない場合は、スプーンなどでつぶして粉状にして与えても問題ありません。子供用ヨーグルトやバニラアイスなどに混ぜれば、腸内バランスをサポートする補助食品として無理なく取り入れることができます。
ニオイ対策をサポート
【参考資料・出典】
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