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口臭をなくす方法をご紹介!簡単に口の臭いを消す食べ物・飲み物も!

口臭が発生する原因の大部分は、口腔内にあると言われています。その中でも多いのは、歯の磨き残しによって増殖した細菌のかたまり「歯垢(プラーク)」による口臭です。歯垢は口臭のほかにも虫歯(う蝕)や歯周病などを引き起こしますが、日頃のケアをきちんと行っていれば予防できます。

今回は「口臭を簡単になくす方法」をテーマに、すぐに実践できる口臭ケア法や、口臭を防ぐ食べ物・生活習慣をご紹介したいと思います。

  • 代表取締役 横尾一浩
  • ●この記事を書いた人●

    グリーンハウス株式会社

    代表取締役 横尾一浩

    医師や専門家の方々と口臭について意見を交わし、15年以上に亘り数多くの口臭対策商品をつくってきました。その経験の中で得た口臭に関する幅広い知識を、読者の皆さんのために余すことなくお伝えいたします。

口臭の原因は?口臭の種類と口が臭くなる理由

口臭の原因は?口臭の種類と口が臭くなる理由

口が臭くなる理由のほとんどは、口内が乾燥して細菌が増殖し、悪臭ガスを放出するからです。口臭は大きく4種類に分けられます。

  1. ①生理的口臭

    起きた時や空腹の時、緊張した時などに強くなる口臭です。睡眠中は唾液の分泌量が低下するため、口内が乾燥しやすくなります。唾液は口内を清潔に保って口臭を防ぐ役割を果たしているため、唾液の分泌量が減少すると口が臭くなります。就寝前に歯磨きをしなかったり、歯の隙間に食べかすなどの汚れが残ったりしていると、それをエサにして細菌が増殖。増えた細菌が、悪臭ガスを発生させます。また、舌に付着した汚れの「舌苔(ぜったい)」は細菌のかたまりであるため、口臭悪化の原因に。

    おなかがすいた時に口が臭くなるのは、膵臓(すいぞう)の膵液(すいえき)が胃で分解される際に、悪臭がするガスを発生させるからです。
    緊張時に口臭が強くなる理由は、緊張やストレスを感じると自律神経のうち交感神経が優位に働いて、唾液の分泌量を低下させるためです。

  2. ②食べ物やタバコ・アルコールなどによる一時的な口臭

    臭いが強い野菜であるニンニクやネギ、ニラなどを食べた後や、タバコ、アルコールといった嗜好品を摂取した後にも口が臭くなります。また、炭酸飲料をはじめとした糖分が多い飲み物は、糖分が口内の細菌を活性化させて口臭の原因に。歯磨きや口臭をやわらげる食べ物の摂取や時間の経過によって、簡単に改善できます。

  3. ③内臓の不調や病的口臭

    口内の病気では、歯周病や虫歯(う蝕)、ドライマウスなどが原因で口臭が発生します。口臭の主な原因は口内にありますが、時に副鼻腔炎(蓄膿症)をはじめとした鼻の病気や、胃・肝臓・腸などの内臓の不調や疾患が原因であることも。うんこ臭いニオイやドブ臭い口臭、酸っぱい臭い、アンモニア臭が強い場合は、注意が必要かもしれません。口臭ケアをしても効果が出ないという場合は原因が内臓にある可能性を疑い、食生活の改善とともにかかりつけ医への受診を検討してください。

  4. ④心理的口臭

    歯科医での診断や口臭チェッカーなどを使って「口臭がない」と診断されたにも関わらず、「自分の口は臭い」と思い込む、心理的な口臭です。会話をしている相手の何気ない仕草に対しても「自分の口が臭いことが理由だ」と思い込み、ストレスを抱えるようになります。悪化した場合は、心理的な治療が必要です。

口が臭くなる食べ物に注意!意外な野菜が口臭の原因に!?

口が臭くなる食べ物に注意!意外な野菜が口臭の原因に!?

口が臭くなる食べ物の代表格と言えば、ニンニクやネギ。でも、ほかにも口臭を発生させる食べ物があります。大事な予定が控えている時は、食べるのを避けた方がベターでしょう。

<口臭が強くなる食べ物>

  • ①キャベツ
  • ②ブロッコリー
  • ③大根

    →これらの野菜の共通点は「アブラナ科」であること。アブラナ科の野菜には、口臭の原因となる「インドール」という成分が含まれているため、口内に食べかすや汚れが残っているとうんこのような臭いを発生させます。

  • ④ハンバーガーなどのファストフード

    →ファストフードはあまり噛まなくても食べられるため、唾液が十分に分泌されません。脂質も多く含まれているため、身体を酸化させて口臭や体臭を強くします。

  • ⑤コーヒー

    →コーヒーには利尿作用があるため、体内の水分を減らします。その影響で唾液分泌量も低下するため、口内が乾燥して口臭が発生しやすくなります。

  • ⑥梅酒やカクテルなどの甘いアルコール

    →リキュールなど甘い味のお酒には、糖分が含まれます。糖分は口内細菌のエサになるため、多く摂取すると口臭が発生しやすくなります。また、アルコールには利尿作用があり体内の水分を排出するため、唾液量も減少。乾燥した口内では、細菌が糖分をエサにしてまたたく間に増殖し、ひどい口臭を発生させます。

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口臭をなくす簡単な方法!口の臭いをすぐにケア

口臭をなくす簡単な方法!口の臭いをすぐにケア

「簡単に口臭を消したい!」という人におすすめの方法をご紹介します。口臭予防にもっとも大切なのは、口内を常に潤しておくことです。唾液が分泌されやすい環境を整えれば、口臭が改善できます。

<簡単にできる口臭ケア法>

  • ①牛乳やチーズを摂取する

    ニンニクを食べると口が臭くなる理由は、ニンニクに含まれる成分「アリシン」によるもの。アリシンはタンパク質によって働きが抑えられるため、タンパク質が多い食品を食べることでニンニク臭を抑制できます。食前なら牛乳、食後ならチーズといった乳製品がおすすめです。

  • ②ダークチョコを食べる

    ニンニクの臭い成分である「アリシン」は、ポリフェノールで分解されます。カカオにはポリフェノールが多く含まれるため、高カカオで糖分が少ないダークチョコレートはニンニクの臭い対策に有効です。

  • ③リンゴをかじる

    リンゴにはポリフェノールや、口臭予防効果が高い成分「カテキン」が含まれています。リンゴをかじると、果肉の繊維質が歯の表面に付着した汚れを落とす歯ブラシ効果も。リンゴが食べられない場合は、果汁100%のリンゴジュースでも簡単に口臭ケアができます。

  • ④番茶でうがいをする

    番茶にはカテキンが豊富に含まれていて、高い消臭効果があります。抗菌作用も強いため、番茶でうがいをすると口内細菌の増殖が抑えられて虫歯や歯周病の発生を予防します。

日頃から摂取したい、口臭をなくす食べ物と飲み物!

日頃から摂取したい、口臭をなくす食べ物と飲み物!

食べ物の中には、日常的に摂ることで口臭の発生を抑えるものがあります。積極的に食べて、口臭ケアしましょう!

  • ①ハチミツ

    ハチミツには高い殺菌・抗菌効果があり、口内細菌の増殖を抑制。また、タンパク質を分解する酵素を含んでいるため、舌に付着した細菌のかたまりである汚れ「舌苔(ぜったい)」にハチミツを塗ることで除去できます。就寝前にスプーン1杯のハチミツを舐めると、口臭や虫歯予防に効果があると言われています。
    これらの効果を実感するためには、純粋ハチミツを選ぶことが大切です。購入する際は、国産の純粋ハチミツであることを確認してください。

  • ②キウイフルーツ

    キウイに含まれる酵素「アクチニジン」には、タンパク質やゼラチンを分解する作用があります。舌表面の汚れで口臭を発生させる「舌苔(ぜったい)」を取り除く効果や、食べ物の消化を促進して腸内環境を整える効果も。便秘が続くと口臭・体臭がうんこ臭くなります。便秘気味の人は積極的に食べてみませんか。

  • ③パイナップル

    パイナップルには「ブロメライン」という酵素が含まれています。ブロメラインにはタンパク質を分解する作用があり、舌に付着した細菌のかたまりである汚れ「舌苔(ぜったい)」を除去します。ブロメラインは熱に弱いため、加熱処理がされた缶詰では口臭予防効果は期待できません。口臭ケアのために食べるなら、生のパイナップルを選んでください。

  • ④ハードチーズ

    食後にチーズを食べると、チーズに含まれるカルシウム分が唾液に溶けて歯の再石灰化を促進します。また、口内をアルカリ性にして虫歯(う蝕)を予防。虫歯は口臭の原因になるため、虫歯を予防することで口臭ケアができます。チェダーやパルミジャーノ・レッジャー、ミモレットなどのハードチーズを選びましょう。

  • ⑤純ココア

    砂糖や添加物が含まれていない純ココアには、口臭予防効果や歯周病関連菌を減らす効果があることが分かっています。(参考:森永製菓『ココアレポート』)
    また、抗酸化作用が高く生活習慣病の予防に役立つ「ポリフェノール」も豊富です。純ココアには食物繊維も豊富に含まれていて、その量はゴボウの約4倍!健康的な腸内環境は、口臭・体臭予防につながります。

口臭の原因を断ち切る!口臭をなくすための生活習慣

口臭の原因を断ち切る!口臭をなくすための生活習慣

口臭が発生する要因は、食べ物だけではありません。何気ない生活習慣の中にも、口を臭くさせる原因が潜んでいます。ここでは、口臭の発生を抑える生活習慣をご紹介します。

  • ①よく噛んで食べる

    よく噛むことで唾液の分泌量が増えて、口内の細菌増殖が抑えられます。

  • ②こまめに水分を補給する

    唾液の分泌量は、体内の水分量と関係しています。たとえ喉の渇きを感じていなくても、定期的に水分を摂取しましょう。

  • ③鼻呼吸をする

    口で呼吸すると、口内が乾燥して細菌が増えます。舌の表面も乾燥するため、味覚障害などを引き起こす可能性も。鼻呼吸をすると、細菌やウイルスが鼻毛や鼻の粘膜で取り除かれて病気になりにくくなります。

  • ④ストレスをためない

    ストレスがたまっていると、口の中が乾燥して口臭を悪化させます。アロマやハーブティーなどを上手に活用してストレスを発散しましょう。

  • ⑤定期的に舌苔(ぜったい)を取り除く

    舌の表面に付着する汚れ「舌苔(ぜったい)」は、口臭の大きな要因。舌掃除用のクリーナーやブラシを使って定期的に舌苔を取り除けば、口臭予防になります。

  • ⑥就寝前に歯磨きをする

    就寝中は口内の細菌が増える時間帯。そのため、寝る前に歯磨きをして、歯のすき間に残った食べかすや歯表面に付着した汚れを落とることが大切です。歯間ブラシやフロスを活用すれば、さらに歯磨き効果が高まります。

  • ⑦体内から口臭予防できるサプリを活用する

    口臭予防サプリを飲めば、簡単に口臭を改善することができます。うんこ臭い・ドブ臭い口臭の原因は、腸内環境の悪化によるものが少なくありません。マッシュルームの成分で、すぐれた消臭効果がある「シャンピニオンエキス」を高濃度配合したものや、乳酸菌を配合したものなど、バラエティーに富んだ口臭対策サプリが販売されています。口臭を消すために、自分に合ったものを毎日の習慣にとり入れてみてはいかがでしょうか。

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自分でできる口臭対策で爽やかな息に!

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口臭は、年齢・性別を問わず気になるエチケットですよね。お互いに気持ちよく会話するためにも、臭くないお口を目指したいものです。

現在、国民すべてに歯科検診を義務付ける「国民皆歯科健診」が検討されています。それは、歯周病になると歯だけでなく、心筋梗塞や脳疾患など、歯とは関係がなさそうな部位にまで悪影響を与えて健康寿命を縮めるからです。歯の健康を守ることは口臭予防になるだけでなく、全身の健康を保つことにもつながります。

今回ご紹介した口臭をなくす方法は、簡単に実践できるものばかりです。口の臭いが気になっている人は、ぜひ試してくださいね。

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