口臭の原因は便秘?息が臭くなる理由と改善方法を解説

便秘になると心身ともに様々なかたちで不調のサインがあらわれます。そういった便秘による不調のひとつに、実は「口臭」が含まれます。

こちらの記事では、便秘が口臭になるメカニズムと改善するための方法を解説いたします。

  1. 目次

    1. 便秘による口臭は女性に起こりやすい
    2. 便秘が口臭になるメカニズム
    3. 便秘が原因の口臭対策
    4. 腸内環境を整えて健康的な生活を

便秘による口臭は女性に起こりやすい

便秘による口臭は女性に起こりやすい

「何日以上でないと便秘」といった統一された明確な定義はありませんが、慢性便秘症診療ガイドライン2017では、便秘とは「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています(※1)。

厚生労働省の「平成28年度国民生活基礎調査」では便秘に悩む女性は全体の4.6%、男性は2.5%となっており、女性のほうが男性よりも便秘に悩んでいることが分かっています。

女性に便秘が多い理由として挙げられるのが、女性ホルモンの影響・筋力不足・無理なダイエットなどです。

若年女性を対象とした研究では、朝食欠食や就寝時間の遅さ、食物繊維摂取量の少なさが排便に影響を与えたと報告されています。

このように、便秘は女性に多い症状ですが、男性も決して無関係ではありません。

60代以降になると徐々に男性の便秘も増え始め、70代になると男女差はほぼなくなります。その原因は、加齢によって腸の動きが衰え、筋力が低下するためです。

また、子供の便秘も一定数存在します。
その理由の一つが、自宅や外出先などほとんどの場所のトイレが洋式であるのに対し、学校のトイレが和式であるケースです。
子どもにとっては不慣れな和式トイレが、学校での排便を躊躇させる要因になっていると考えられます。

また、排便することを「恥ずかしい」と感じ、便意を我慢することも便秘を悪化させる大きな要因です。

※1:厚生労働省 e-ヘルスネット「便秘と食習慣」

便秘が口臭になるメカニズム

では、なぜ便秘になると息が臭くなるのでしょう?
それは、便秘によって体内で大量発生した悪臭のガスが、腸から血液中にとり込まれ、肺から呼吸と一緒に外に出るためです。

便秘が口臭になるメカニズム

腸内に便が残った状態で時間がたつと、体内で悪玉菌により腐敗が進みガスが発生します。
このガスには、窒素・水素・二酸化炭素・メタンのほか、悪臭の原因になる以下の成分が含まれています。

臭いの原因物質 臭いの特徴
硫化水素 卵の腐った臭い
メチルメルカプタン 魚や野菜の腐った臭い
血生臭い
インドール 糞便の臭い
呼気に含まれると口から便臭がする

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健康体でもガスは常に発生している

体内のガスは健康的な人にも発生していて、常時コップ1杯分(約200ml)程度が体内に存在しているとされています。

通常、ガスの発生量と排出のバランスは一定に保たれ、ゲップやおならとして体外に排出されます。しかし、便秘になるとこのバランスが崩れ、排出できなくなったガスが血流と一緒に肺に届いて口から出ることで口臭になるのです。

このとき、毛細血管を通して汗として排出されると、体臭になります。

便秘が原因の口臭対策

便秘が原因の口臭対策

便秘が原因で口から便臭がする場合は、便から発生した悪臭ガスが体内に吸収されることで発生していることが考えられます。

そのため、口臭を解消するためには、便秘を解消して予防することが不可欠です。
ここでは、便秘を解消する方法を5つ紹介します。

食生活の改善

適度な量の食事を、1日3食摂りましょう。食事量が少ないと便の量が減るだけでなく、腸の働きも弱くなります。
特に、朝食と便秘の関係は深いと考えられています。

  • 便秘と朝食の関係に関する研究報告(※2)
  • 帝塚山学院大学の研究によると、
  • ・便秘ではない人のうち、朝食をとらない人の割合…約20%
  • ・便秘の人のうち、朝食をとらない人の割合…約30~50%
  • →便秘の割合の増加と朝食をとらない人の割合は連動していることが分かりました。

ダイエットは便秘の大敵ではありますが、どうしても体重をコントロールしたい場合は、できるだけ栄養バランスを考慮し、朝食をメインに食べるのがおすすめです。

※2:福田 ひとみ,松嶋 優子:大学生の食事状況・食行動と便秘状況,
人間文化学部研究年報,7号,91-97,2005

水分をとる

水分補給は便秘改善に必要不可欠です。ただ、水分だけを過剰にとってもほとんどが大腸に吸収されてしまうので、必ず食物繊維とセットでとるようにしましょう。

運動の習慣化

軽いジョギングやウォーキングなどの運動は腸を刺激して働きを高めてくれるといわれています。また、運動には自律神経のバランスを整えるリラックス効果もあります。

腸の動きはリラックス時に高まるので、運動を習慣化するよう心がけましょう。
ウォーキングなら1日30分程度。軽く息があがる程度のスピードで歩くのが目安です。

便意をがまんしない

便意を日常的にがまんしていると、徐々に体が便意になれてしまい、便意が起きにくくなります。さらに、溜まった便は水分が腸に吸収されてどんどん硬くなってしまいます。

便意を感じたら、できるだけ早めにトイレに行きましょう。

便秘薬を飲む

それでもやっぱり出ない。どうしても出したい。そんなときは市販の便秘薬を検討するのも手段のひとつです。

  • ◆便秘薬の主な種類
  • ・刺激性下剤
    腸の動きを活発にする作用があり非常に強力。依存性があり、毎日使うと効果が低下すると言われています。
  • ・緩下剤
    便を柔らかくする作用があり、自然に近い形での排便を促します。

※どちらも使い方を間違えると便秘を悪化させる可能性もあるので、必ず医師薬剤師の指導を受けるようにしましょう。

サプリメントを活用する

便秘薬を使うことに抵抗がある場合は、手軽に使えるサプリメントもおすすめです。

サプリメントはビフィズス菌が含まれているものが多く、継続して摂ることで、腸内環境を改善し便通をサポートする効果が期待できます。

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腸内環境を整えて健康的な生活を

便秘は口臭だけではなく寿命にも関係している

2~3日便秘が続いた程度ですぐに口臭が発生するわけではありません。
しかし、近年の研究で便秘は口臭や体臭の原因になり生活の質を下げるだけでなく、寿命にも深く関係していることが明らかになってきています。したがって、日頃から腸内環境を意識して整えていくことは非常に大事です。

ただし、便秘が慢性化している、生理前など決まったタイミングで必ず便秘になるという方は早めに病院に相談をしましょう。

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