ストレス口臭に要注意!緊張すると口が臭くなる理由とは?
「緊張すると、口の中が乾いてネバつく」「自分の口からドブのような臭いがして、人と話すのが怖い」。そんな違和感を覚えたことはありませんか?
歯磨きをしても口の臭いが消えない、あるいは口の中に異変がないのに口臭がひどい場合、口臭の原因はストレスのせいかもしれません。
本記事では、ストレスがたまると口が臭くなる理由や、ストレスが原因の口臭を治す方法などについて解説します。

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●この記事を書いた人●
グリーンハウス株式会社
代表取締役 横尾一浩医師や専門家の方々と口臭について意見を交わし、15年以上に亘り数多くの口臭対策商品をつくってきました。その経験の中で得た口臭に関する幅広い知識を、読者の皆さんのために余すことなくお伝えいたします。
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目次
あなたの口臭はストレスが原因?まずはセルフチェック
ストレスが原因で口臭が発生している場合には、特有のサインがあります。
以下のチェック項目の中で当てはまるものがある人は、ストレスのせいで口が臭くなっているかもしれません。
【ストレス口臭セルフチェック】
複数当てはまる場合は、自律神経の乱れによって、口内環境が一時的に悪化している可能性があります。
ストレスで口が臭くなるのはなぜ?|自律神経と唾液の深い関係
呼吸や体温、血流など自分の意思とは関係なく、身体機能を維持するために働いているのが自律神経です。
自律神経には、活動的な時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」があります。
人は強いストレスを感じると交感神経が優位になり、体が戦闘モードに入ります。すると、消化活動や唾液の分泌が一時的に抑制されるのです。
唾液には口内の汚れを洗い流し、細菌の増殖を抑える自浄作用があるため、交感神経が優位になることで唾液の分泌量や性状が変化すると、短期間で口腔環境が悪化。その結果、ドブ臭い、あるいは卵のような臭いのストレス口臭が発生します。
無意識の「口呼吸」が乾燥を加速させる
緊張時は呼吸が浅くなり、無意識に「口呼吸」になりがちです。
口で息をすると口腔内の水分が蒸発し、細菌が繁殖しやすい環境になります。
ストレス口臭はどんな臭い?ドブ臭い・卵臭いと感じる理由
ストレスがたまると、ドブ臭い口臭になる場合があります。なぜ、そんなにも強烈な臭いがするようになるのでしょうか?
ドブ臭い、強烈な口臭がする理由として、以下の理由が挙げられます。
悪臭の正体は?口臭の原因は有毒ガス!
会議や人前での発表、失敗できない場面など緊張状態が続くと、唾液の分泌量が低下して、口の中が乾燥します。
すると、口内の細菌が爆発的に増殖。これらの細菌がタンパク質を分解する際に、臭いの原因となる2つのガスを発生させます。
- 口臭の原因になる主なガスの種類
- ◆メチルメルカプタン
腐った玉ねぎのような、ツンとした刺激のある臭いが特徴です。 - ◆硫化水素
腐った卵のような、重く不快に感じやすい臭いが特徴です。
これらが混ざり合うことで、ドブ臭い口臭や生ごみが腐ったような独特の口臭になるのです。
女性にストレス口臭が多い理由|女性ホルモンのバランス変動が与える影響
ストレス由来の口臭を語る上で欠かせないのが、ホルモンバランスの変動に伴う「口内環境の変化」です。
特定のストレス要因がなくても、体内のリズムによって口臭が発生しやすい時期があります。
唾液の質を変える女性ホルモンの影響
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、唾液の分泌を促し、口の中の粘膜を保護する役割も担っています。
しかし、生理前や更年期などで分泌量が急激に低下すると、口の中が乾燥しやすくなるだけでなく、唾液の質が変化し、粘り気が強くなります。これが細菌を吸着させ、口の臭いを悪化させる大きな要因なのです。
ある研究では、口臭の主な原因とされている揮発性硫黄化合物(VSC)が、排卵日を含む前後2日間において増加が認められたことが報告されています(※1)。
また、更年期以降の女性はエストロゲンの減少に伴い、唾液の分泌量減少や口腔乾燥感といった症状に襲われる人が少なくありません(※2)。
エストロゲンが急激に低下する更年期には、閉経前と比較して抑うつ度が4倍も高く、うつ病の診断も2.5倍に増加したという報告もあります(※3)。
つまり、更年期の女性では、エストロゲン低下に伴う唾液分泌量や口腔環境の変化に加え、精神的ストレスを受けやすい状態が重なることで、結果的に口臭が生じやすくなると考えられるのです。
ストレス以外の原因が疑われる口臭のサイン
口臭の多くは一時的なものですが、以下に当てはまる場合は、ストレス以外の原因が隠れている可能性もあります。
・数週間以上、強い口臭が続いている
・胃痛、胸やけ、体重減少を伴う
・家族や周囲から明確に指摘される
・歯科ケアを徹底しても改善しない
このような場合は、歯科や内科を受診し、専門医へ相談することも検討しましょう。
ストレス口臭の治し方|すぐにできる対策法
ストレス口臭対策として、まずは外側からのケアで物理的な臭いの発生を抑えましょう。今日からすぐに実践できる口臭対策法を紹介します。
1. 唾液腺マッサージ
口の周りには唾液腺という唾液が出るポイントがあります。唾液腺をマッサージして唾液の分泌を促しましょう。
2. 舌のケア
鏡を見て舌が白ければ、専用クリーナーで優しく掃除しましょう。
3. 深呼吸でリラックス
鼻から吸って口から吐く腹式呼吸は、副交感神経を優位にし、唾液を出しやすくします。
4. よく噛んで食べる
噛むことが刺激になって唾液の分泌が促されます。
ポイントは、早食い防止のために食事の時間をちゃんと確保すること。すぐに飲み込まずゆっくりと噛んで食べるように心がけましょう。
「外側ケア」だけで解決しないとき
忙しい毎日や避けられないストレス、ホルモンバランスの変化をコントロールするのは限界があります。
「生活習慣を整えても、どうしても口臭の不安が消えない」。
そんな時は、「内側から環境を整える」というアプローチに目を向けてみましょう。
例えば、マッシュルーム由来のシャンピニオンエキス成分は、胃腸由来のニオイ成分に着目した素材として知られています。
まとめ|「口が臭いかも」という不安を断ち切るために
今回は、ストレスで口が臭くなる理由や対策法などについて、解説しました。
ストレス口臭は、唾液量や細菌の増殖だけでなく、「臭っているかもしれない」という不安感そのものが、口の乾きや緊張を強めてしまう側面があります。 そのため、「何もしていない状態」よりも、「きちんと対策を重ねている状態」そのものが、安心材料になることがあるのです。
外側のケアに加えて内側から口臭環境に向き合うことが、ストレス口臭の根本的な改善につながります。
「口が臭いかも」と心配な日々から脱却するためにも、今すぐできるストレス口臭対策を始めてみませんか。
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【参考資料・出典】
※1:本橋碧ほか.「月経周期と口臭の関係について」. 特定非営利活動法人 日本歯周病学会学術大会 プログラムおよび講演抄録集.2008;77-77.
※2:松木貴彦.「口腔内における性差」. ファルマシア.2011;47(3):228-232.
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