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口臭外来の治療費用って結構高い?口臭専門の歯科医が治療内容と費用の内訳を解説!

口臭が人より強いのではないかとお悩みではありませんか?「口臭外来を受診したい」「口臭をどうにかして治療したい」と考える人も少なくありませんが、その治療内容や費用の内訳までを把握している人は多くはありません。

そこで今回は、口臭専門医である日本口臭学会 口臭指導医が、口臭外来の治療内容や費用などの内訳を、詳しくご紹介します。

  1. 目次

    1. 子供の口臭の主な原因
    2. 口臭治療の流れ
    3. 口臭治療の具体的な内容と費用訳
    4. 診療体制や目的
    5. 口臭外来の不安や疑問について
    6. 口臭外来での治療の前に

口臭治療の現状

口臭の現状

口臭外来を受診する患者さんは、30代を境に徐々に増えていき40代にピークを迎えます。それ以降の年代層である、50代~70代の人々も口臭を気にして口臭外来を受診する人もおり、世代を問わず口臭で悩んでいる人は多く見受けられます。

口臭は、生理的口臭と病的口臭に分類されます。口臭は誰にでもある生理現象のひとつであり、治療を必要としない人も中にはいらっしゃいます。

特に起床時や空腹時、緊張時などには唾液の分泌量が減り、口の中の細菌が増殖することで揮発性硫黄化合物が生産され、 口臭が強くなる傾向にあります。

また、ニンニクやアルコールなど、臭いが強い食品や飲料を摂取した場合には、一定の時間口臭が強くなる傾向にありますが、治療の必要がないケースがほとんどです。

治療対象となるのは、病的口臭です。自分では気づきにくい口臭ではありますが、非常にデリケートな悩みでもあり、誰にも相談できずに思い悩んでいる人も多くいるのではないかと思いますが、そういった口臭の原因を検査等で明らかにした上で完治を目指した口臭治療が行われています。

口臭治療の流れ

口臭治療の流れ

口臭外来で治療を受けるまでの基本的な流れは、以下の通りとなります。

1)予約を取る

電話やメールで予約を取りましょう。受診前には、用意する生活調査票、口臭強度調査票、口臭質問票に、1週間の食事内容、現在お悩みの口臭の状況などの記入をお願いしております。

2)初診

お口の中の状態を確認致します。視診やレントゲン撮影をおこない、虫歯や歯周病の有無を確認します。口臭を防ぐためにはセルフケアも重要なため、歯磨き指導を行います。

3) 口臭検査1回目

なぜ口臭が強くなるのか原因を明らかにするため、問診、唾液検査、口臭測定、尿検査、舌診などを1時間強かけて行います。その後2時間~2時間30分ほどかけて検査結果の解説、治療計画の立案・指導などを行います。また、状況に応じた口臭改善への対応、ブレスケアなどの消臭グッズの紹介や、生活習慣指導などを行います。

4) 口臭検査2回目

1回目と同様に検査を行い、口臭が改善しているかチェックしていきます。改善が不十分な場合は、再度治療や指導を行い、改善を目指します。

5) 口臭検査3回目

3回目も2回目同様に再検査を行います。ほとんどの場合、口臭検査3回目には口臭が改善され、第三者にも気を使わなくて済むほどに、口臭に自信が持てるようになります。

口臭治療の具体的な内容と費用訳

口臭治療の具体的な内容

口臭外来では口臭を改善すべく、さまざまな取り組みが行われています。その中でも、当院は口臭外来の第一人者である本田俊一先生が考案された、ほんだ式口臭治療法を実施しており、以下のコースを設け、口臭治療を行っております。

コースごと治療内容各費用の内訳

口臭のお悩みは人それぞれであるため、患者さま一人ひとりの状況に合わせて、口臭治療のコースを以下より選択することが可能です。口臭を治療する際には、ご自身が求めるゴールを明確にすることも重要です。

口臭検査簡易コース

口臭の原因にもなり得る、虫歯や歯周病の有無を調べる検査や、舌苔の有無の確認、歯磨き練習などを行い、口臭を簡易的にチェックした上で、改善を目指します。

口腔内だけで限定した場合、もっとも考えられる口臭の原因は、舌の表面にこびりついた舌苔や、歯周病と言われています。

舌苔とは、嫌気性菌や食べカスなどが舌の表面に付着したものであり、舌の表面を白くさせます。通常の場合は、薄っすらと舌の表面に付着している程度であり、誰にでも存在するものです。しかし、さまざまな原因で舌苔が過剰に溜まり、揮発性硫黄化ガスが発生することで、口臭が強くなります。

歯と歯肉の間に存在する歯周病菌である嫌気性菌は、口臭の原因となる硫化水素やメチルメカプタンを産生する性質があり、歯周病が進行するに連れて口臭も強くなっていきます。

また、虫歯は初期の段階では、臭いを発することはありませんが、歯の神経まで達するほど進行していくと、歯に大きな穴が開いている状態になります。そこに食べ物が溜まり、次第に悪臭を放つようになったり、歯の神経が腐敗したりすることでさらに悪臭を放ち、口臭が強くなります。

口の中のチェックや歯周病や虫歯の検査は保険適応となるため、保険証のお忘れがないよう必ずお持ちください。

  • 【費用】4,000円程度(保険適応)
  • 【治療内容】・問診・レントゲン撮影・歯磨き指導
  • ※必要に応じて、虫歯や歯周病などの一般歯科治療は別日におこないます。

口臭検査 3回コース

先にご案内している、口臭検査簡易コースと合わせて、口臭検査を計3回行い、改善できているか評価しながら治療を進めます。口臭検査簡易コースをお受けになり、さらに検査を進めたいと希望される人におすすめのコースです。

  • 【費用】61,600円程度
  • 【治療内容】・口臭検査・唾液検査・尿検査・舌診・別途、必要に応じて口臭コントロールグッズ
  • ※必要に応じて、虫歯や歯周病などの一般歯科治療は別日におこないます。

口臭検査フルコース

初診時の簡易検査と合わせ、口臭検査計3回、口臭コントロールグッズがセットになったコースです。悩みを抱える口臭の原因を明確にし、改善するための治療をフルコースで受けられるコースとなっています。

  • 【費用】80,000円程度
  • 【治療内容】・虫歯、歯周病検査・レントゲン撮影・歯磨き指導・口臭検査・唾液検査・尿検査・舌診・口臭コントロールグッズ(20,000円程度)
  • ※必要に応じて、虫歯や歯周病などの一般歯科治療は別日におこないます。

診療体制や目的

口臭で悩む人を救いたい

当院の口臭外来では、ひとりでも多く口臭に悩みを抱える患者様のお役に立ちたい、口臭の改善をサポートしたいと考え、口臭外来を一般歯科などとは別に設けています。 至近距離でも第三者に不快な思いを抱かせない「エクセレントブレス(透明な息」を目指し、専門的な治療を実施してブレス・コントロールを行い、患者様のQOL(生活の質)の向上を目的に治療を行っております。

コースごとの診療時間や通院期間

コースごとに診療時間は異なり、初診である口臭検査お手軽コースは約1時間です。口臭検査 3回コースでは1回目は3時間~3時間30分程度の時間が必要となり、2回目、3回目はともに1時間~1時間 30分ほどの診療時間となります。

口臭検査フルコースになりますと、診療回数4回ほどで、合計6時間程度の治療時間が必要となります。

また、通院期間は各治療実施日から、3週間~4週間の隔をあけて治療を行い 、口臭改善を目指します。

コースで使用する専機器

口臭検査は以下の機器等を使用して行います。

オーラルクロマ

口腔内ガス、呼気ガス、上咽頭腔内ガスの3種類のガスを採取し、口臭の原因を確かめます。

BANAテスト

口腔内の口臭の原因となる、嫌気性菌の活動性を測定します。

BBチェッカー(口臭測定器)

口腔内ガス、呼気ガス、鼻腔内ガスの強度を機械に息を吹きかけて測定します。

ムーカス

舌の乾燥もまた口臭原因となるめ、舌の粘膜の湿潤度を測定します。

尿検査

口口臭で考えられる原因は腔内だけありません。尿検査を行い、糖尿病、肝硬変 、腎臓病などの疑いがないか検査をします。

SDSテスト

口臭の悩みを誰にも打ち明けられず、思い悩む人少なくありません。不安や、ストレス、 緊張なども口臭を強くする要因と考えられていため、SDSテスト(自己評価抑うつ尺度)でうつ傾向を評し、精神面からもサポートできるように努めます。

口臭外来の不安や疑問について

口臭治療に関する疑問

口臭は誰でもが悩む可能性を秘める、ポピュラーな悩みのひとつではありますが、その悩みは根深く、大変デリケートなものとなります。口臭外来を受診することは、口臭を改善するための第一歩となります。口臭治療を受ける前に疑問点を確認しましょう。

口臭治療は保険適用しますか?

我が国の医療は保険適用となる保険診療と、保険適用とならない自由診療と、2通り存在しますが、口臭治療は保険適用外の自由診療となります。

1955年当時、国民の3分の1である約3,000万人が貧困などの理由から、十分に医療を受けられない状況下である“無保険者”であることが社会問題となりました。それにともない、1961年に国民が平等に医療を受けられるように国民健康保険制度が設けられ、国民の誰もが基礎医療を受けられるようになりました。

治療が必要な疾病、緊急性を要するケースの場合は保険が適用されますが、口臭治療をはじめ、矯正歯科、審美歯科など身体的機能には直接影響しない場合には、保険適用外となります。

口臭治療の期間と回数目安は?

口臭治療は初診から最短3か月で完治を目指します。治療回数は初診にプラスして、口臭検査を3週間~4週間の間隔をあけて3回受けていただき、その都度、 口臭に対する評価を行い、改善点洗出し治療にあたります。

治療スキルの高い口臭外来見分け方は?

口臭治療をお考えの際には、口臭治療の第一人者である本田俊一先生が考案した「ほんだ式口臭治療法」を実施している医院を選びましょう。

また、臨床経験を積み、高度な口臭治療に当たられている歯科医師のみに与えられる称号、日本口臭学会 口臭認定医・専門指導が在籍する医院であることを条件にするこで、治療スキルの高い口臭治療を受けることが可能です。

口臭外来での治療の前に

口臭治療を受ける前に

以上今回は、口臭外来の治療の流れや内容、費用について詳しくご紹介してまいりました。口臭には、誰にでも生じる生理現象から、なんらかの疾患が原因となる口臭まで、さまざまなものがあります。以下の口臭改善法を実施しても、口臭に改善のきざしが見えない場合には、口臭外来を実施する専門医院に速やかに相談しましょう。

毎日の歯磨き

口臭を防ぐためには毎日の歯磨きで、しっかりと食べカスやプラークを除去する必要があります。

清掃補助アイテムを活用しより清潔を保つ

歯間ブラシ、デンタルフロス、マウスウォッシュなどを活用し、毎日の歯磨きにプラスして、さらなる口腔ケアをおこない、お口の中を清潔に保ちましょう。

舌ブラシによる舌のケア

舌には舌苔と呼ばれる口臭の原因となる汚れが付着します。この舌苔は、舌の表面に付着していますが、除去が可能です。歯ブラシでは舌の表面を傷つける恐れもあるため、舌ブラシを使用して舌苔を除去しましょう。

参考

東京歯科大学千葉病院口臭外来受診者の最近3年間の臨床統計

口腔外科相談室 口腔内トラブル 口臭がひどい

特定非営利活動法人 日本臨床床歯周病学会

健康保険組合連会 けんぽれけん健康保険の基礎知識

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